体は服で守れる。でも、髪は何で守っていますか?
めっちゃ朝晩寒くなってきたと思ったら、日中は暑くて💦
最近、本当に何を着て出かければいいのかわからなくなりますよね。
朝は寒いから上着を羽織って、日中暑くなったら脱ぐ。
私たちは気温に合わせて服装を変えることができます。
でも、ちょっと考えてみてください。
髪って、どうでしょう?
朝の冷たい空気も、日中の強い日差しも、乾燥した風も。
髪は何も言わずに、ずっとその環境にさらされているんですよね。
体は服で守れる。
肌には化粧水や美容液をつける。
では、髪は?
今日は、そんなお話を少し深掘りしてみたいと思います。
01|髪は、想像以上に過酷な環境にいる
髪に影響を与えるのは、カラーやパーマなどの美容室での施術だけではありません。
日常生活の中にも、髪の状態を左右する要因はたくさんあります。
例えば、紫外線。
紫外線は毛髪のタンパク質や色素に影響を与え、長期間浴び続けることで、髪の強度や色、手触りが変化する原因になります。
そして湿度。
湿度が高ければ髪が水分を吸収して広がりやすくなり、低ければ静電気やパサつきが気になることもあります。
さらに風による絡まり、衣服との摩擦、毎日のブラッシング。
これらも髪の状態に影響します。
もちろん、寒暖差そのものが直ちに髪を傷めるというわけではありません。
でも、季節が変わることで、髪を取り巻く環境は確実に変わっていきます。
昨日まで調子が良かった髪が、今日はまとまらない。
そんな経験、ありませんか?
それは必ずしも髪が急に傷んだからではなく、湿度などの環境変化が関係している場合もあるんです。
02|お肌には美容液。では、髪には?
皆様、お顔のケアはどうされていますか?
洗顔して、化粧水をつけて、美容液をつけて、乳液やクリームで整える。
日中は日焼け止めを使用する方も多いと思います。
では、髪はどうでしょうか?
シャンプーして、トリートメントして、おしまい。
そんな方も少なくないのではないでしょうか。
でも、髪だって日中は紫外線や乾燥、摩擦などの影響を受けています。
だからこそ、僕はアウトバストリートメントをとても大切にしています。
アウトバストリートメントは、単に髪をサラサラにするためだけのものではありません。
製品によって働きは異なりますが、髪の表面を整えて摩擦を軽減したり、まとまりを良くしたり、ドライヤーの熱による負担を抑える助けになったりします。
ただし、何でもつければいいというわけではありません。
髪質に合わないものを使えば、重たくなったり、ベタついたりすることもあります。
大切なのは、今の自分の髪に、何が必要なのかを知ること。
ここなんですよね。
03|季節が変われば、必要なケアも変わる
例えば、梅雨時期。
湿度が高く、髪が広がったり、うねりが強く出たりする方もいらっしゃいます。
一方、秋から冬。
空気が乾燥し、静電気や毛先のパサつきが気になる方も増えてきます。
同じお客様でも、季節によって髪の扱いやすさは変わるんです。
さらに、年齢による毛髪の変化もあります。
40代、50代になると、以前より髪が細くなったり、うねりや広がりが気になり始めたりする方もいらっしゃいます。
そんな髪に対して、年間を通して同じケアだけで本当にいいのでしょうか?
僕は、必ずしもそうではないと思っています。
お肌の状態を見ながらスキンケアを変えるように、髪も状態に合わせてケアを見直す。
その考え方が大切だと思うんです。
04|だからこそ、エラマは薬剤にもこだわります
ここからは少し、美容師としてのお話をさせてください。
僕は、同じお客様だからといって、毎回同じ施術をすればいいとは思っていません。
前回と今回では、髪の状態が違うこともあります。
カラーや縮毛矯正の履歴、普段のホームケア、日々のアイロンの使用状況。
そして季節や生活環境。
様々な要素を確認したうえで、今の髪に何が必要なのかを考えます。
例えば、エラマのルオントストレート。
薬剤のpHや還元剤の組み合わせ、処理剤の選定、アイロンの温度まで細かく調整しています。
それは、ただクセを伸ばすことだけが目的ではないからです。
クセが伸びても、髪が硬くなってしまったら?
真っすぐになっても、毛先の柔らかさが失われてしまったら?
僕が目指している美髪とは、少し違うんですよね。
今ある髪の状態を見極め、必要なことを必要なだけ行う。
そして、できる限り余計な負担を増やさない。
それが僕の施術に対する考え方です。
もちろん、どんな薬剤でも髪への負担がゼロになるわけではありません。
だからこそ、薬剤の選定だけでなく、施術後に不要な薬剤成分をできる限り取り除くケアまで大切にしています。
05|美容室で過ごす数時間より、その後の毎日
ここが、僕が一番お伝えしたいことです。
美容室でどれだけこだわって施術をしても、僕がお客様の髪に触れていられる時間は限られています。
月に一度ご来店いただくとしても、美容室で過ごすのはほんの数時間。
残りの時間、髪と一緒に生活しているのはお客様ご自身です。
毎日のシャンプー。
トリートメント。
乾かし方。
ブラッシング。
アウトバストリートメント。
一つひとつは小さなことかもしれません。
でも、その積み重ねが数か月後、数年後の髪の状態に関わってきます。
だから僕は、美容室での仕上がりだけを見てほしくないんです。
次に美容室に来る日まで、どれだけキレイな髪で過ごせるのか。
そこまで考えることが、美容師の仕事だと思っています。
美髪を守るためのホームケア
美容室での施術だけではなく、毎日のケアも大切にしていただきたい。そんな想いを込めた記事を3回に分けてご紹介しています。
06|髪は、何も言ってくれません
少し変な話かもしれませんが。
髪って、痛いとも、寒いとも、乾燥しているとも言ってくれないんですよね。
肌なら乾燥するとつっぱったり、かゆくなったりすることがあります。
でも髪は、そうした感覚を伝えてくれません。
気づいたときには、毛先が絡まるようになっていたり、以前よりツヤがなくなっていたり。
だからこそ、変化に気づいてあげることが大切なんです。
ただ、毎日ご自身の髪を見ていると、小さな変化にはなかなか気づけないこともあります。
そこで必要になるのが、僕たち美容師の存在だと思っています。
お客様が気づいていない変化を見つける。
なぜそうなっているのかを考える。
そして、今後どうしていけばいいのかを一緒に考える。
ただトリートメントをおすすめするだけではなく、必要であれば使い方やケアの方法そのものを見直す。
髪をキレイにするだけではなく、髪を守るための知識までお伝えする。
そこまでが、僕の仕事です。
07|今日のキレイより、未来のキレイ。
エラマが大切にしている言葉です。
僕は、美容室を出た瞬間だけキレイな髪をつくりたいわけではありません。
5年後、10年後も、ご自身の髪を好きでいていただきたい。
年齢を重ねても、好きな髪型を楽しんでいただきたい。
そのためには、美容師の技術だけでは足りません。
お客様の毎日のケアも必要です。
だからこそ、エラマでは施術だけでなく、ホームケアについても細かくお話しさせていただいています。
ときには、少し口うるさい美容師だと思われるかもしれません。
でも、それくらい僕は、お客様の未来の髪まで大切にしたいんです。
朝晩は寒くて、日中は暑い。
そんな季節の変わり目だからこそ、少しだけご自身の髪にも目を向けてみてください。
体を守るために服を選ぶように。
肌を守るためにスキンケアを選ぶように。
髪にも、そのときの状態に合ったケアを。
美髪は、美容室だけで完成するものではありません。
美容師がつくる美髪。
お客様が守る美髪。
その両方があってこそ、僕が考える「24時間美髪」に近づけるのだと思います。
今日のキレイより、未来のキレイ。
エラマは、これからもその想いを大切にしていきます。