あなたのことを知りたい。だから、まず僕のことを知ってほしい。
美容室で、こんなことまで聞かれる必要があるの?
そう思われたことはありませんか?
僕は、お客様の髪を担当させていただくうえで、お客様のことをできる限り知りたいと思っています。
これまでどんな施術をされてきたのか。
普段、どんなホームケアをされているのか。
毎日どのように髪を扱っているのか。
そして、どんなことに悩み、これからどんな髪になりたいと思っているのか。
正直、一般的な美容室ではあまり聞かれないようなことまでお伺いすることがあります。
でも、それには理由があるんです。
目次
お客様の過去を知らないことが、失敗につながる。

美容師として20年間、さまざまなお客様の髪を担当してきました。
その中で強く感じていることがあります。
それは、
例えば、以前どんなカラーをされたのか。
縮毛矯正をいつ、どの部分にかけられたのか。
ブリーチやパーマの履歴はあるのか。
一見キレイに見える髪でも、内部の状態まで見た目だけで判断できるわけではありません。
同じ薬剤を使用しても、過去の施術によって反応が大きく変わることがあります。
だからこそ、今の髪だけを見て施術を決めるのではなく、そこに至るまでの経緯を知る必要があるんです。
僕にとってカウンセリングは、単にお客様のご希望を伺う時間ではありません。
失敗のリスクをできる限り減らし、お客様の大切な髪を守るための時間でもあるんです。
お薬手帳って、ありますよね?

少し美容室とは違うお話をさせてください。
今では当たり前のように使われている「お薬手帳」。
あれって、何のためにあるのでしょうか。
これまでに処方されたお薬の履歴を確認することはもちろん、飲み合わせや副作用の経験、アレルギーなどを把握するためにも役立つものですよね。
つまり、今の状態だけではなく、これまでの履歴を知ることで、より安全で適切なお薬の使用につなげているわけです。
そして今では、「かかりつけ薬局」を持つことも推奨されています。
お薬の情報を継続して把握してくれる薬剤師さんがいる。
何か困ったことがあれば相談できる。
そういった環境があることで、安心につながるのだと思います。
僕は、美容室も考え方としては似ている部分があると思うんです。
もちろん、医療と美容はまったく別のものです。
でも、過去の履歴を知ることが、これからの判断に役立つ。
この考え方は共通しているのではないでしょうか。
かかりつけ医、かかりつけ薬局。そして、かかりつけ美容師。
髪の履歴って、実はとても複雑なんです。
何年も前に行った施術が、今の毛先に残っていることもあります。
そのときは問題がなかったとしても、施術を繰り返すことで髪への負担が積み重なっていくこともあります。
だから僕は、お客様の髪を一度きりの施術で考えたくありません。
今日の髪の状態。
これまでの施術履歴。
これからやってみたいヘアスタイル。
そして、その先の髪の未来。
それらを継続して把握しながら、長い目でお客様の髪と向き合っていきたいと思っています。
そして、何か気になることがあったとき。
髪がまとまらなくなった。
いつものケアが合わなくなってきた。
新しいカラーに挑戦したくなった。
そんなとき、美容室の予約日まで待つのではなく、気軽に相談していただける存在でありたい。
かかりつけ薬局があるように。
僕は、いつでも相談できる
「あなたのかかりつけ美容師」になりたい。
それが、僕の目指している美容師の姿の一つです。
僕が知りたいのは、髪の状態だけではありません。

例えば、同じように髪が広がってしまうお客様が2人いらっしゃったとします。
見た目は似ていても、その原因が同じとは限りません。
生まれ持ったクセなのか。
年齢による髪の変化なのか。
これまでのカラーや縮毛矯正の影響なのか。
あるいは、毎日の髪の扱い方が関係しているのか。
原因が違えば、当然ご提案する施術も変わってきます。
さらに、お客様の生活環境によっても、僕が考える最適な施術は変わります。
毎朝、髪に時間をかけられる方。
お仕事や家事で忙しく、なかなか時間をかけられない方。
髪を伸ばしていきたい方。
今のヘアスタイルを楽しみたい方。
僕が目指しているのは、ただ施術したその日に髪をキレイにすることではありません。
だからこそ、髪だけを見ていても分からないことがあるんです。
でも、僕は大切なことに気づきました。

お客様のことを知りたい。
何でも話していただきたい。
そう思って、僕はカウンセリングをしてきました。
でも、あるとき考えたんです。
初めて訪れた美容室。
初めて会う美容師。
そんな見ず知らずの人間に、自分のことを何でも話せるでしょうか。
僕だったら、きっと難しいと思います。
美容師だからといって、初対面のお客様が何でも話してくださるわけではありません。
お客様にとっては、まだ何者かも分からない人間なんです。
そんな相手に、髪の悩みだけでなく、普段の生活や過去の経験まで話してほしい。
よく考えたら、少し一方的なお願いなのかもしれません。
だったら、まず僕が自分のことを伝えよう。
僕は美容師になって20年になります。
東京で美容師として働き、店長を経験し、さまざまな葛藤を経て、富山でエラマを開業しました。
決して順風満帆だったわけではありません。
自信が持てなかった時期もありました。
自分がどんな美容師になりたいのか、分からなくなったこともありました。
家族ができ、仕事に対する考え方が変わったこともあります。
そして、今の僕が大切にしている「今日のキレイより未来のキレイ」という考え方にも、そこに至るまでの理由があります。
そんな僕自身のことを、できる限り包み隠さず書いているのが、
なぜ、そこまで自分のことを書くのか。
自分の生い立ちや過去の失敗なんて、美容室のホームページに必要ないのかもしれません。
美容師としての技術や実績だけを伝えれば、それで十分なのかもしれません。
でも、僕はそう思わないんです。
お客様のことを深く知ろうとしているのに、自分のことは何も伝えない。
それでは、対等な関係とは言えないんじゃないかと。
もちろん、俺物語を読んだからといって、すべてを話していただく必要はありません。
話したくないことは、話さなくていいんです。
ただ、僕がどんな人生を歩んできて、どんな考えを持ち、どんな想いでお客様の髪を担当しているのか。
それを知っていただくことで、少しでも安心してお話しいただけたら嬉しい。
そう思っています。
髪を任せるということは、人に任せるということ。

美容室を選ぶとき、仕上がりの写真やメニュー、価格はもちろん大切だと思います。
でも、その髪を実際に担当するのは人間です。
僕は、お客様の髪の未来を考えたい。
そのために、お客様のことを知りたい。
そして、お客様にも僕という人間を知っていただきたい。
まだエラマにいらしたことのない方も。
いつも通ってくださっているお客様も。
もしお時間がありましたら、ぜひ一度「俺物語」を読んでみてください。
美容師としての僕だけでなく、福田祐樹という一人の人間を、少しでも知っていただけたら嬉しいです。
そして、いつかお会いしたとき。
今度はぜひ、あなたのお話を聞かせてください。
まず僕のことを知ってほしい。
それが、僕が「俺物語」を書いている理由の一つです。
髪のお悩み、いつでもご相談ください。
今の髪の状態や、これからのヘアケアについて。
小さな疑問でも構いません。
あなたのかかりつけ美容師として、
お話を伺えたら嬉しいです。
美髪専門サロン エラマ
代表 福田祐樹