食生活と美髪の関係|白髪・細毛と栄養を美容師が解説
 

髪に良いものをつける前に、髪を作るものを食べていますか?|美容師歴20年の僕が食生活を振り返ってみた

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こんにちは。富山市の美髪専門サロン、エラマの福田です。

今回は、普段の美髪のお話とは少し違った角度から。

「食生活と髪の関係」についてお話ししたいと思います。

普段からお客様には、ホームケアの大切さや、5年後、10年後の髪を考えた施術についてお伝えしています。

ところがですね。

自分自身の食生活を振り返ってみると……。

いや、人のこと言えないじゃん!

という状態なんです(笑)。

そんな美容師歴20年の僕自身の経験も交えながら、髪と食生活について考えてみたいと思います。

美容師のリアルな食生活

まずは僕自身の食生活をお話しします。

朝ごはんは基本的に食べません。

お昼はコンビニが多く、おにぎりだったり、カップラーメンだったり。

夜は魚がメインの日もあれば、お肉がメインの日もあります。

お刺身は結構好きなので、割とよく食べます。

夜お米は食べる日もあれば、食べない日も。

こんな食生活を、もう15年近く続けているんです。

健康を意識して考え抜いた食生活かと言われると、まったくそんなことはありません。

むしろ、毎日の生活の中で完全にルーティンになってしまっています。

身体に良い食事をした方がいい。

栄養バランスを考えた方がいい。

もちろん分かっているんです。

でも、正直なところ、そこまで気にする暇がない。

後々、後悔するんでしょうけどね(笑)。

ただ、こうして改めて考えてみると、髪の毛にとっても決して無関係なお話ではないんですよね。

30代前半で白髪が激増した話

僕が30代前半の頃のお話です。

東京の前職で店長を任されるようになった頃、生活が大きく変わりました。

それまでは現場での美容師としての仕事が中心でしたが、店長になるとそれだけではありません。

売上管理、スタッフ教育、パソコンでの作業。

考えなければいけないことも、責任も増えました。

もともと睡眠時間も短かったので、今振り返れば、身体にとって負担の大きな生活だったのかもしれません。

そして、その頃。

それまで3本くらいしかなかった白髪が、たった1年ほどで一気に増えたんです。

もう本当に驚きました。

20代の頃と比べると、髪もなんだか細くなったように感じます。

ただ、僕の両親も白髪が非常に多いんです。

なので、遺伝的な要素も十分に考えられます。

年齢なのか、遺伝なのか、ストレスなのか、睡眠なのか、食生活なのか。

実際のところ、どれがどの程度影響したのかは分かりません。

でも、あの頃の生活を思い返すと、髪だけでなく、自分の身体のことをどれだけ考えられていたんだろうと思います。

髪は何から作られるのか?

ここから少し美容師らしいお話を。

髪の毛の主成分は、ケラチンというタンパク質です。

僕たち美容師は、髪の内部構造やタンパク質、CMCなどについて日々勉強しています。

ダメージした髪に対して、どのような成分を補い、どのような施術を行うか。

これは美髪を考えるうえで、とても重要なことです。

しかし、ここで忘れてはいけないことがあります。

これから生えてくる髪を作っているのは、僕たち美容師ではなく、お客様ご自身の身体だということ。

髪は毛根にある毛包という組織で作られています。

その働きを支えるためには、タンパク質をはじめとするさまざまな栄養素が必要です。

もちろん、食べたタンパク質がそのまま髪になるわけではありません。

食事から摂取したタンパク質は消化され、アミノ酸として吸収されて、身体のさまざまな組織を作るために利用されます。

髪もその一つです。

つまり、美容室で今ある髪を美しく整えることと、身体の中でこれから作られる髪を健やかに育むことは、別の視点から考える必要があるんです。

食生活と白髪の関係

では、食生活が悪いと白髪が増えるのでしょうか?

ここは誤解していただきたくないところです。

白髪は、髪の色を作るメラニン色素が減少することで生じます。

その背景には加齢や遺伝などが大きく関係しています。

さらに、ストレスや一部の栄養不足、健康状態などが関わる場合もあると考えられています。

ただし、食生活が乱れているから必ず白髪になるということではありません。

また、食事を改善したからといって、白髪が必ず黒髪に戻るわけでもありません。

僕自身の白髪が急増した原因も、今となっては断定できません。

ただ、栄養や生活習慣が髪の健康と無関係ではないということは、知っておいていただきたいんです。

そして、もう一つ。

ストレスと髪の関係についても研究が進んでいます。

ストレスによって髪の色素を作る仕組みに変化が生じる可能性が示されていますが、人によって影響は異なります。

店長になった頃の僕の白髪も、そうした要因が重なっていた可能性はあります。

でも、何より大切なのは、原因を一つに決めつけないことだと思っています。

髪のために意識したい栄養素

では、髪の健康を考えるうえで、どのような栄養素を意識したらよいのでしょうか。

① タンパク質

髪の主成分であるケラチンを作るために必要な栄養素です。

肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などに含まれています。

僕の場合、夜は魚や肉を食べていますが、朝食を抜いて昼食も簡単に済ませることが多いため、1日全体で十分に摂れているかは分かりません。

② 鉄

鉄は、身体の中で酸素を運ぶ働きなどに関わる重要な栄養素です。

鉄が不足すると、抜け毛などにつながる場合があります。

赤身肉、魚介類、大豆製品などから摂取できます。

特に月経のある女性は鉄不足になりやすい場合があるため、意識していただきたい栄養素の一つです。

③ 亜鉛

亜鉛は、タンパク質の合成や細胞の働きに関わる栄養素です。

牡蠣、肉、魚介類などに含まれています。

不足すると髪の健康に影響することがありますが、多く摂れば摂るほど髪が美しくなるわけではありません。

④ ビタミン類

ビタミン類も、身体の正常な働きを支える大切な栄養素です。

野菜、果物、魚、卵など、さまざまな食品を組み合わせることで摂取できます。

ここで大切なのは、特定の栄養素だけを大量に摂ることではありません。

髪に良いとされる食品を一つだけ食べ続けるのではなく、食事全体のバランスを考えること。

サプリメントも、不足が確認されていない状態でむやみに増やすことはおすすめできません。

栄養素によっては、過剰摂取がかえって健康や髪に悪影響を与える場合もあります。

忙しい人こそ、少しずつ

ここまで偉そうに栄養のお話をしてきましたが……。

僕自身、できていません(笑)。

朝ごはんを食べた方がいいと思っていても、もう長年の習慣になっています。

お昼も、仕事の合間に手軽に食べられるものを選んでしまいます。

でも、これって髪のホームケアにも似ていると思うんです。

髪を乾かして寝た方がいい。

自分の髪に合ったシャンプーを使った方がいい。

毎日のお手入れが大切。

頭では分かっていても、忙しい毎日の中で習慣を変えるのは簡単ではありません。

僕がお客様にホームケアをお伝えしている立場でありながら、自分の食生活については同じことができていない。

なんとも説得力のないお話ですよね(笑)。

ただ、だからこそ、習慣を変えることの難しさもよく分かります。

例えば、コンビニでおにぎりを買うときに、ゆで卵やサラダを一品追加してみる。

カップラーメンだけで済ませず、タンパク質を含む食品を組み合わせてみる。

いきなり完璧な食生活に変える必要はないと思うんです。

まずは今の生活の中で、無理なく続けられることを一つ増やす。

それくらいから始めてもいいのではないでしょうか。

……と、自分自身にも言い聞かせています(笑)。

未来の美髪を考えるということ

エラマでは、今日だけ髪がキレイになればいいとは考えていません。

5年後、10年後も美しい髪であり続けていただきたい。

そのために、薬剤の選定や施術方法、ホームケアまでこだわっています。

ただ、今回改めて感じたことがあります。

美髪は、美容室の施術とホームケアだけで完成するものではないということ。

食生活、睡眠、ストレス、年齢による身体の変化。

こうしたことも、これから生えてくる髪の健康を考えるうえでは大切な視点です。

もちろん、どれだけ生活に気をつけても、加齢や遺伝による変化をすべて防げるわけではありません。

だからこそ、美容師としてできることと、お客様ご自身の生活の中でできること。

その両方を大切にしたいと思っています。

そして、今回のブログを書きながら、僕自身も反省しました。

お客様には未来の髪の大切さをお伝えしているのに、自分の未来の身体については、あまり考えられていなかったなと。

でも、15年続けてきた習慣を明日から全部変えるのは、正直難しい。

まずはできることから。

お客様と一緒に、僕自身も少しずつ見直していけたらと思います。

今日より未来のキレイ。

それは髪だけではなく、毎日の生活を見つめ直すことからも始まるのかもしれませんね。

さて、明日から朝ごはんを食べようかな。

……いや、まずはお昼のカップラーメンに、もう一品追加するところからにしましょうか(笑)。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

5年後、10年後の美しい髪のために。

エラマでは、お客様一人ひとりの髪質や施術履歴、普段のホームケアなどをお伺いしながら、美髪へのご提案を行っています。

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※本記事は一般的な毛髪と栄養に関する情報および筆者の体験を紹介するものです。白髪や脱毛の原因には個人差があります。急激な抜け毛や頭皮の異常などがある場合は、医療機関にご相談ください。

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