オシャレですね」と「私もそうなりたい」は違う。僕が美髪にこだわり続ける理由。
僕がなぜ美髪にこだわり続けるのか。
一言に「美髪」といっても、様々だと思います。
デザインカラーによる美髪。
スタイリングによる美髪。
もちろん、それぞれに美しさがあり、それを否定するつもりはありません。
ただ、その中でも僕は、素材そのものを良くした美髪に強いこだわりを持っています。
なぜか?
それは、お客様の美の可能性を広げることだと思うからです。
そして、その年代の方が目指すべき、周囲から憧れられるようなトップの素材美。
それこそが、僕の考える究極の髪の美容だからです。

僕が追い求めるのは、素材そのものの美しさ。
僕が美髪にこだわる理由は、単純に髪をツヤツヤに見せたいからではありません。
素材そのものの美しさを追求することで、お客様がこれから選べる美の可能性を広げたいからです。
髪そのものが美しければ、カラーも、パーマも、もっと自由に、もっと美しく楽しめる。
だから僕は、今日のキレイだけでなく、未来のキレイまで考えています。

デザインだけを追い求めた、その先にあるもの。
デザインだけを追い求めてきた髪。
もちろん、すべてではありませんが、パサつきが強くなり、毛髪そのものが脆くなっているケースを数多く見てきました。
薬剤だけに頼り、素材そのものの状態を考えずに施術を繰り返してきた髪。
そういった髪には、本来の自然なツヤが失われていることも少なくありません。
そして、僕が非常に気になること。
どれだけ素敵な洋服を着ていても。
どれだけお肌を丁寧にお手入れしていても。
髪にツヤがなく、パサついていたら、全体の印象まで変わってしまう。
そして、そんな状態が続いた結果、
「もうカラーを辞めて、自然なグレーヘアにしたい。」
そうおっしゃるお客様もいらっしゃいます。
白髪を活かすことと、若々しく見せることは別の話。
ここは、はっきり言わせていただきます。
白髪だけの髪は、老けます。確実に。
もちろん、グレーヘアという選択そのものを否定するつもりはありません。
その美しさを追求される方もいらっしゃいます。
ただ、僕が目指している美しさとは方向性が違うのです。
僕の目的は、各年代のトップをいく、周りから憧れを持たれる美のリーダーをつくること。
40代には40代の美しさ。
50代には50代の美しさ。
60代には60代の美しさ。
若い頃に戻すことではありません。
今の年代だからこそ表現できる、最高の美しさを追求すること。
それが僕の考える「年代美」です。

「オシャレ!」と「私もそうなりたい!」は違う。
例えば、ハイライトを入れて、若い年代の方と同じようなハイトーンカラーにされる方っていらっしゃるじゃないですか?
そうすると、周りの方から言われますよね。
「オシャレ!」
って。
でも、これって周りに同じようなことをしている方が少ないから言われる部分もあると思うんです。
もちろん、オシャレであることは素敵なことです。
ただ、僕が考える美しさとは少し違う。
「オシャレ!私もやろうかな?」
とはなっても、
「ツヤがあってキレイ!私もそうなりたい!!」
とは、なかなかならない。
オシャレだと感じることと、本気で憧れることは違うんですよ。
やっている方が少ないということは、それだけ実際に取り入れる方も少ないということ。
なぜか。
僕は、そこに誰もが求める普遍的な美しさがあるわけではないからだと思っています。
だから、僕は普通でいいと思うんです。
普通のカラーなのに、なんかツヤがある。
いつ見ても、しなやかでツヤがある。
自然なボリュームがあって、なんか若々しく感じる。
特別なデザインをしているわけでもない。
でも、なぜかキレイ。
人は、そういうちょっとした美しさにこそ、本気で憧れるのだと思います。

飛び抜けたものは、必ずしも憧れの対象にはならない。
なぜか。
飛び抜けすぎていて、自分にはできないと思ってしまうから。
だから、
「すごいね!」
「オシャレだね!」
という褒め言葉や共感で終わってしまう。
でも、本気で憧れたら違うんです。
ってなるんですよ。
自分もそうなりたい。
自分にもできるなら、やってみたい。
そう思ってもらえること。
それこそが、僕の考える「周りから憧れられる美しさ」なんです。
僕がつくりたいのは、ただ目立つ髪ではありません。
周りの方が、自分もそうなりたいと思える髪。
それが、僕の目指す素材美なんです。
僕が考える、究極の素材美。
ツヤがある。
髪にハリとコシがある。
自然なボリュームがある。
明るすぎない、品のある髪色。
そして、無理につくり込んだものではない、自然で健康的な髪。
僕が目指しているのは、そんな髪です。

なぜ、そこまで素材にこだわるのか。
それは、素材が整っていなければ、カラーをしても、パーマをしても、思い描いた仕上がりを安定して実現することが難しくなるからです。
素材が良ければ、美の選択肢は広がります。
反対に、素材が傷んでいればいるほど、できることは制限されてしまう。
だから僕は、今日のデザインだけではなく、その先の髪まで考えたいのです。
僕は、そんな「かかりつけ美容師」にはなりたくない。
今日の施術にだけ全力を注ぐ。
上手くいかなかったら、何となく誤魔化す。
そして、仕上がりが悪ければ、お客様の普段のお手入れのせいにする。
そんな曖昧な仕事を、僕はしたくありません。
もちろん、お客様のホームケアも大切です。
ですが、それを伝えることと、仕上がりの責任をお客様に押しつけることは全く違います。
美容師として、何が必要なのか。
今の髪に何ができるのか。
そして、これからどんな髪を目指していくのか。
それを考え、提案し、結果につなげていくことが僕の仕事だと思っています。
だから僕は、いつもお客様にお伝えしています。
遠回りに感じるかもしれません。
でも、僕にとってはそれが、美しさへの一番大切な道筋なのです。
すべてのお客様に、すべての施術をするわけではありません。
エラマでは、健康的な髪をつくるという目的に反する施術は、お断りすることがあります。
たとえ、お客様がご希望されたとしてもです。
なぜなら、その施術によって今後の美の可能性を狭めてしまうのであれば、僕が目指している美容とは違うからです。
もちろん、ご希望にお応えできないことを申し訳なく思う気持ちもあります。
ですが、何でもご希望通りに施術することだけが、お客様のためになるとは思っていません。
そして、この考え方にご納得いただけないのであれば、別の考え方を持つサロンを選ばれることも、一つの選択だと思います。
僕は、すべての方に選ばれる美容師になりたいわけではありません。
僕の考える美しさに共感してくださる方の髪に、本気で向き合いたいのです。
本気と本気がぶつかれば、必ず本物が生まれる。
僕は、お客様の「年代美」に本気で取り組んでいます。
40代だから。
50代だから。
60代だから。
そんな理由で、美しさを諦めてほしくありません。
むしろ、その年代だからこそ周りから憧れられる存在になっていただきたい。
そのために、僕は素材美を追求し続けています。
そして、それを目的としてエラマにお越しくださるお客様にも、本気であっていただきたいのです。
美容師だけが頑張っても、限界があります。
お客様だけが頑張っても、限界があります。
だからこそ、お互いが同じ方向を向くことが大切なのです。
僕は技術と知識に本気で向き合う。
お客様には、ご自身の髪と本気で向き合っていただく。
その積み重ねが、未来の美しさをつくるのだと思っています。

必ず本物が生まれます。
それが、僕が美髪にこだわり続ける理由です。
エラマ