ハイトーンカラーと美髪の両立|50代女性のカラー処方|富山エラマ | カット・美髪|富山県の美容室ヘアーサロンelämä(エラマ)
 

ハイトーンカラーを諦めない。でも、髪の未来も諦めない。

ハイトーンカラーのお客様への、僕なりの対処法。

約5年程通ってくださっている50代のお客様。

明るく薄いベージュ系のカラーをご希望されているのですが、僕としては本当はトーンダウンをご提案したいところ。

ただ、やはりそこはお仕事柄もあるので、お客様のご希望も叶えてあげねばなりません。

お客様のご希望を叶えること。

そして、未来の髪を守ること。

この2つをどう両立させるか。

僕が考え続けてきたことです。

以前の僕が行っていたカラー処方。

ケミカレーションで学ぶまでは、毛先の色素を削るために13トーンのカラー剤を混ぜたりもしていました。

しかし、やはり徐々に毛髪が細くなってきていて、処理剤を混ぜても絡まりが出てくるという状態でした。

もちろん、その時も自分なりに考えて施術していたんです。

でも、今振り返ると、もっと違う方法があったんじゃないかと思うわけです。

ケミカレーションで学び、変わった視点。

ケミカレーションで学ぶことで、特に毛先のことを考えるようになりました。

やはり、美髪を考えるお客様って髪を伸ばしたいお客様ばかりなんですよね。

そう考えると、今だけキレイになればいいというわけではありません。

半年後、1年後、そしてもっと先まで。

いかに毛先の負担を抑えながら、キレイな髪を維持していくか。

自分の視点も自然と変わっていきました。

ロートーンの薬剤で、いかに明度を保つか。

そこで考えるようになったのが、

「いかにロートーンの薬剤を使用しながら、明度を保つか」

ということ。

そして、クリア剤を使用するという考えにたどり着きました。

クリア剤で薄めることで、色素を薄くすることができる。

つまり、無理に高いトーンのカラー剤を使って色素を削らなくても、希望する薄いベージュ系の色味を表現できる可能性があるわけです。

しかも、必要以上に毛髪へ負担をかけることを避けられるので、処理剤の効果も最大限発揮できる。

さらに、このカラー剤にアルギニン中和物を混ぜることで、タンパク質変性の抑制も狙っています。

ただ明るくするのではなく、いかに毛髪への負担を抑えて、ご希望の色味を表現するか。

今はそこを徹底的に考えています。

何回か施術を重ねた結果。

この処方で何回か施術させていただいたところ、

めっちゃハリが出てきたんです!

そして、このトーンにも関わらず、このツヤ。

以前は絡まりが気になっていた毛先も、手触りが変わってきました。

もちろん、カラー処方だけで全てが変わったわけではありません。

日頃のケアや、継続的な施術の積み重ねも大切です。

ただ、僕自身が処方を見直したことで、明るさを維持しながら、毛髪の状態にも配慮した施術ができるようになったと感じています。

お客様のご希望を尊重しながら、僕ができることを最大限やる。

僕は決してハイトーンカラーを推奨するわけではありません。

やはり、髪への負担を考えるとトーンダウンした方がいい場合もあります。

でも、お客様にはお客様の生活があり、お仕事があり、そしてなりたい自分があります。

美容師の理想だけを押し付けるのではなく、お客様のご意見を尊重しながら、僕ができることを最大限やる。

これが大切なのかなと。

ただ、僕は魔法使いではないので、なんでもできるわけではありません。

お客様のために、絶対に施術をやらないという意思もあります。

どれだけご希望があっても、今後の髪に大きな負担がかかると判断した場合は、お断りすることもあります。

それも美容師としての責任だと思っています。

技術を学ぶことで、お客様の可能性は広がる。

ただ、僕が今習得している技術は、確実にお客様のご希望を叶える幅を広げてくれました。

以前なら難しいと思っていたことも、違う角度から考えられるようになった。

薬剤の選び方も、処方の考え方も、そして髪の未来への向き合い方も。

まだまだ学ぶことは山ほどあります。

20年美容師をやっていても、知らないことばかりです。

だからこそ、もっと知りたい。

もっと技術を高めたい。

もっとお客様のご希望を叶えられる美容師になりたい。

もっとやる。

僕はやり切る。

今日のキレイより、未来のキレイ。

これからも、エラマはそこにこだわり続けます。